大切なペットが亡くなって悲しい気持ちでいっぱいですが、安らかな姿で安置してあげて下さい。
犬や猫の死後硬直は思っているよりも早く、足がつっぱった状態で硬直してしまった場合は、棺に収まらなくなる可能性もあります。
胎児のように、身を丸めてうずくまる態勢で安置してあげるとよいです。
納棺について
ペットの葬儀に決まった形式はありませんので、大げさな棺を用意する必要はありません。
むしろ、ご遺体を清潔に傷まないようにしてあげる事が必要です。
1.棺の用意
段ボール箱などを用意する。
(夏場などは大きめの発砲スチロールを用意すると良いです)
2.床の準備
箱の底にペットシートなどを敷きます。
(ペットシートが無い場合は、ビニールを敷きその上に新聞紙などを敷きます)
3.敷物の用意
ペットシートの上にタオルなどを敷きます。
4.納棺
ご遺体を箱の中に安置します。
5.保冷
ご遺体が傷まないように、保冷剤などを一緒に入れます。
(特に、腹部・背中・頭部を冷やすようにしてあげて下さい)
6.上掛け
上からタオルやシーツなどを掛けてあげてください。
7.安置
お気に入りの写真・生花・お水・ローソク・お線香・好きだったおやつ、などを供えてあげると良いでしょう。
(ローソクや、お線香などの火気には十分注意してください)
(面会時以外は、ご遺体が傷まないようにフタを閉めてあげてください)
8.届け出
ワンちゃんが亡くなった場合、亡くなって30日以内に、自治体・市役所に届け出する必要があります。
狂犬病にかかったワンちゃん、あるいはかかった疑いのあるワンちゃん、などについては保健所に引き渡さなければなりません。
血統書のあるワンちゃんの場合は、登録団体にも連絡し所定の手続きを取ります。
その他の動物は基本的に届け出不要ですが、特定動物の場合は各都道府県で定められた条例等がありますのでご注意下さい。
(ライオンやワニなど通常ペットとして飼われない動物等)