原油価格がマイナス?! 採掘止めたらいいのでは?
昨日のニューヨーク原油先物のWTI原油5月限が一時マイナス40ドルまで下がったそうです。
どういう事かと言うと「原油を約160リットルあたり4,300円(1ドル107.7円として)ぐらいあげるので持って帰ってください」
という意味になります。
このニュースを聞いたら単純に「お金払ってまで引き取ってもらうなら採掘止めたらいいじゃん」となりますよね。
「どうぶつのおくりびと」もそう感じたんですが、そう簡単な事ではないらしいです。
世界的な「コロナ禍」の影響で原油が需要低下し、現在原油プラントや備蓄タンク、タンカーの容量が満タンに近くなっており、原油価格が下落しています。
ところが、原油採掘プラントは一度止めると、次に稼働させるにはすごくコストがかかるそうで「お金払ってでも引き取ってほしい」なんて事になるという訳です。
タンカー船を保有している方がいらっしゃれば、今のうちに原油をテキサスまで買いに行かれるとお得かもしれません。(いないですよね)
ただ、先物取引の話なので、色々な思惑が絡んでいるんでしょうね。
とはいえ、マイナス価格になるのは初めて、かつ異常な事は間違いないと思います。
今はプラス圏まで回復していますが、いずれにしても原油は安い状態が続きそうですね。
色々な事が早く「普通」に戻ってくれるとよいのですが。
どうぶつのおくりびと